2012年6月20日水曜日

第1回 奈良理容師カフェ まとめ




先のブログで書けなかった、理容師カフェのおいしい中身のお話です。


講師の関口さんがヘアサロン潜入取材でつかんだ数ある情報のイイトコをご紹介くださいました。


よく耳にする「差別化」、さらにつっこんで「独自化」しているお店のお話。 

『鉄っちゃん(鉄道マニア)の散髪屋さん』

客待ちは電車の座席(本物)で、網棚も頭上に設置されています。さらにはつり革まで!店の広告はタウンページではなく、時刻表にのみ掲載し、来店のお礼の手紙には「ドクターイエロー」の絵葉書、何周年かのイベントにはお客さんと貸しきり電車を仕立てて(400人規模)独自ダイヤで走らせたとか。どんな電車も絶対停車する新宿駅をあえて通過させたときは車内から歓声が上がったそう。まさに鉄っちゃんによる鉄っちゃんの為の散髪屋。 
これら以外にも「もみあげヨーシ!」(指差し確認)などの小技も入れつつ鉄道マニアの心をワシ掴みにする接客術は、オーナーさん自身もかなり楽しんで仕事しているのが 聞いているだけでも伝わってきました。 



女性客を獲得するために、ベビーベッドを設置した店、 トイレにおむつ台をつけた店。また、男性のヘッドスパ利用客に粗品プレゼント。中身は女性が喜ぶかわいいシャンプー&トリートメント。。。。 



アルバイトさんはじめ、女性スタッフの書いた「手書きPOP」と「置き看板」で女性客が3年の間にのべ500人訪れるようになったサロンの話など、特別なスキルの要らない、ということは誰にでも明日から実践できる工夫の数々。



そうなんです、工夫なんです。新しい技術や設備投資をしなくっても工夫だけでいける範囲がまだまだあるんです。


で、第2部のテーブルトークでは、皆が実践している工夫の数々をテーマに沿って出し合いました。




ここから先は袋とじを開ける気持ちで読んでくださいね!読み終えたらコメントをお忘れなく!








売り上げ=客数×来店頻度×単価 


客数1.25倍アップ
・マニアの集まる店作り
・お客様お迎えサービス
・お年寄りメニューをつくる(シルバー割引)
・1日の目標人数まで営業する
・正直な気持ち(背中を押す)
・1日1人限定500円サービス
・早朝営業する
・あえて紹介しないでくださいと言ってみる(そう言 われるとしたくなる心理)
・何かに特化したサロンづくり(鉄道、アニメ、アメ リカンなど)
・返り際のお徳感を演出する
・婚活パーティーなどイベント開催
・人に見せたくなる店の名刺つくる
・店じまいセール
・着付けのサービスやヘアアップなどやる
・家族メンバーズカード(家族でポイントを貯める)
・本日あと○人でカット売切れ
・深夜営業する
・バックシャンプーで集客(目の手術などされた方 に)


来店頻度1.25倍
・サイクルチケット割引
・駅や店の周りを掃除して常連さんとコミュニケー ションする
・季節感を強く押し出したメニュー提案
・お客様の直近の予定をお伺いする
・白髪染めをおすすめする(白髪染めはサイクル速く なる)
・次回提案をする
・暇があれば店の前で声かけする
・リピートのサイクルが早い商品の販売(カミソリの 刃、シャンプー)
・短くカットしすぎない
・バリカンを入れるようなベリーショートスタイルを 勧める
・ミクシーやフェイスブックで友達になる
・ボトルキープスタイル(マイシャンプー、マイカッ トクロス)
・こちらから電話をする
・近所の人が集まる所に買い物に行く
・休日の行動パターンや馴染みのお店を聞き出し共有 する
・眉毛カット、前髪カットする(無料はダメ)
・直近でご来店された知合いの話をする(グループ 感、消費の納得)
・ヘアスタイルの年間アドバイス
・DMを出す
・ヒゲの手入れや前髪カットのセミナーをお客様向け にする
・ポイントカードを活用する(ランクアップカードな ど)
・2回目のご来店でランクアップするメンバーズカー ド
・ヘアスタイルの賞味期限をお伝えする
・次回来店の目安を渡す
・10年間パス
・お迎えに行く
・他業種の経営(服屋など)
・占いなどする
・年間契約で一括集金して財布の紐をゆるめる
・近所の子供には愛想よくしておく



客単価1.25倍アップ
・メニューを増やす
ヘッドスパ、トリートメントの種類を増やす
・店販を売る
・値上げをする
・税抜き表示にする
・写真つき解説つきのメニューを作成する(スタッフ の目線でつくるといいそうです)
・女性のスタッフを雇用する
・異業種とのコラボレーション
・日用品の販売(ガム・フリスクなど)
・キャバクラさんぱつ
・時間で料金を変える(夜間は1.5倍)
・オプションメニューを売る
・マッサージ機を置く
・話の流れで自然にオプションをしてしまう
・貸切料金(2時間で○○円でできる範囲で何人でも OK)
・季節に応じたお試しメニュー
・お客様同士を繋いでいく
・貸切料金(店内を1人で使っていただく)
・ヘッドスパをすすめる
・高単価メニューを作る
・服装のコーディネートまでする(有料)
・細かいメニューを作る(メッシュ1本、眉カット、 前髪カット)
・ネイルを導入する
・タイムセールス
・商品や使用器具、材料の説明をする(案外知らない お客様が多い)
・カット、エステ、シェービングなど組合せ販売する (毎回同じメニューではなく必要性で組合せて選んでもらう)
・冷しシャンプー
・施術後コーヒーをだして、商品やオプションの説明 を聞いてもらう
・割引販売を前提にして料金設定しておく
・コスプレをする


Special Thanks: Masaki Imanishi


3 件のコメント:

  1. お疲れ様ですー。
    あの数のアイデアを余すところなく全て網羅するとは…。
    しかしなんという玉石混交…(汗
    いやいや、どれも視点を変えれば、立場が変われば 光り輝く珠玉のアイデアばかりですね。
    僕も来店頻度をUPするために、町でお客さんに会ったら「来て来てオーラ」全開であいさつすることにします。

    あのときの様子が思い浮かぶ名文ですね。
    あ、あの文章どこかで見たような…、え?うわ、誰だ!なにをすr…

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  2. 奈良男さん

    忌憚なく腹を出し合って行く前段階は、石が混じります。周り見ながらだんだんと玉を出して行く。ので、玉石混交。実にいいじゃないですか。

    え?見覚えある文章、、、?

    Special Thanks: Masaki Imanishi

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  3. 大月です
    これだけでも中々の情報量ですね

    詳しく書かれてるので見てると、色々なキーワードが思い出されます。

    ただ、やはり参加したからこその

    気づき+考え+刺激=行動

    なんではないでしょうかね?

    それはそーと、次回の講師は誰に来てもらいましょうか?

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